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スーツをクリーニングに出す際の注意点は?種類や頻度についても紹介

スーツが汚れた、シーズンが終わった、なんとなく着心地が悪くなった。そんなときはスーツをクリーニングに出されると思います。しかしクリーニング前に確認すべきことやクリーニング店の種類を細かく把握している方は少ないのではないでしょうか。
この記事ではスーツをクリーニングに出す際に押さえたい基礎知識を詳しく解説します。

スーツのクリーニングの種類

オーダースーツクリーニング

スーツのクリーニングは大きく分けてドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類があります。汚れによって適した方法が異なるため、依頼前に自分で確認するか、クリーニング店に相談してみましょう。

ドライクリーニング

ドライクリーニングは水を使わないクリーニングで、皮脂などの油性汚れが落ちやすいという特徴があります。また布地を傷めないというメリットもあり、ウール・シルク・カシミヤなどはドライクリーニングに向いています。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングは水を用いたクリーニングで、汗染みなど水溶性の汚れが落ちやすいことが特徴です。

ウェットクリーニングのほうが馴染みのある気がしますが、実際はウェットクリーニングのほうが技術が必要です。

スーツをクリーニングする頻度

スーツのクリーニング頻度は、一般的には着用シーズン毎といわれています。その理由はウールに含まれる油分が必要以上に落ちてしまうからです。しかし汗をかきやすい人の場合は回数を増やしたほうがスーツへのダメージは少なくなります。

そのため、どのスーツでも1シーズンに1回のクリーニングでOKというわけではありません。スーツの素材や着用頻度、着用者の体質など、さまざまな要因が絡みます。

1シーズンに1回を基本として、その他に外から汚れがついたり汗染みが気になったりしたタイミングでクリーニングに出すなど調整を行うとよいでしょう。

スーツのクリーニング店の種類

クリーニング店は、一般的な衣料品を扱う店舗、高級衣料も対応可能な店舗、ネットクリーニング店とに分けられます。

店舗によってはデリケートな高級衣料を取り扱えない場合もあるため、高価なスーツをクリーニングに出す場合は事前に電話等で確認することをおすすめします。

また近頃は便利なネットクリーニング店も登場しています。インターネット上で注文をして箱に詰めて送付、クリーニング後は自宅まで配送してくれるサービスです。

スーツをクリーニングに出す際の注意点

オーダースーツクリーニング

スーツをクリーニングに出す前に、以下の4点に気をつけましょう。

自分でお手入れできないか確認する

小さな汚れであれば自分で対処できる可能性があります。汚れたら即クリーニングに出したくなりますが、クリーニングに出さない方法を確認することで出費を最小限に押さえられます。

対処方法を知っておくことで、後日に似たような汚れがついたときに自分で対処できるのもメリットのひとつです。

上下をセットで出す

クリーニングは上下セットで出すようにしましょう。クリーニングに出したものと出していないものの組み合わせで着用すると違和感が生じる可能性があるためです。

着用感が変化したり、退色によって色合いが不揃いになったりすることがあるため、購入時のイメージ通りに着用し続けるためにも上下セットで出すように心がけましょう。

スーツの状態を詳細に把握する

クリーニングに出す前に、汚れや型崩れ、破れやスレなどの状態を細かく確認しましょう。クリーニングの効果、またクリーニングによって汚れ等が発生していないかを確認するためです。

ポケットの中身や装飾品を確認する

スーツのクリーニングには、スーツ以外のものが混ざらないように気をつけましょう。特に貴金属や腕時計、ワイヤレスイヤホンなど、小さくて比較的高価なものには注意が必要です。

クリーニング後のスーツの扱い

クリーニングされたスーツを受け取ったあとはクローゼットにしまう前に以下の2つを行いましょう。

専用のハンガーにかける

ジャケットは肩幅にあったサイズを必ず使いましょう。肩周りのところにハンガーの跡が付いてしまうだけでなく型崩れの原因にもなります。

幅の測り方や厚さは購入した店舗に尋ねてみることをおすすめします。こだわりたい場合はハンガーのオーダーメイドを検討するのもよいでしょう。

スラックスのハンガーはシワになりにくい吊り下げ式のものがおすすめです。

仕上がりの確認

受け取り後は必ず仕上がりを確認しましょう。汚れは取れているか、反対に汚れがついていないかキズが発生していないか等、クリーニングに出す前と後との比較をします。

可能な限りお手入れをする

クリーニングに出すことで汚れは落とせますが、スーツをいい状態に保つコツは日々のお手入れです。基本的な流れは以下のようになります。

  • 裏返した状態で、襟元と脇を固く絞ったタオルでトントンと叩く
  • 裏返した状態でしばらく干したあと、スチームアイロンをシワになった部分にかける
  • 風通しのよい場所に一晩干しておく

タオルは熱いものの方が汗ジミなどの汚れを落としやすいです。お手入れをしたものとそうでないものとでは、翌朝の着用感が変わります。お手入れしたものの方が爽快な気分で外出できます。

スーツのクリーニングは慎重に

クリーニングは頻繁に出すと必要な油分まで落としてしまうため頻度に気をつけましょう。スーツを長持ちさせる秘訣は日々のお手入れにあります。

1シーズンに1回を基本としつつ、自分で手入れをしたり汚れの状態を確認しながらタイミングを見計らうようにしましょう。クリーニングに出す際は現在の状態やポケットの中身の確認を忘れずに。

お気に入りのスーツを長く着られるように、必要最低限の利用を心がけましょう。

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