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スーツ生地に使われる繊維の種類

K-51が紹介する「できる男」こそこだわるスーツ生地の種類

スーツ豆知識
スーツ生地に使用している繊維は、大きく分けて【天然繊維】と【化学繊維】の2種類です。

天然繊維

植物繊維(綿・麻など)、動物繊維(シルク・羊毛・山羊毛・ラマ毛など)

☆天然繊維の種類

【綿(コットン)】
肌触りが良く、通気性と吸水性に優れ、熱に強くて丈夫です。洗濯を繰り返すと縮みやすくシワになりやすい。年配の方が好む傾向にある。
【麻(リネン)】
通気性、吸湿・発散性に優れていて、独特なシャリ感もあるため清涼感は出るが、肌触りも独特である。シワになりやすく摩擦で毛羽立ちやすい。
【絹(シルク)】
美しい光沢で肌触りもよく、保温性・保湿性・発散性に優れていますが、シミになりやすいうえ水に濡れると縮みやすく、熱や害虫にも弱いデリケートな繊維です。耐久性も天然繊維の中では下のほうにランク付けされる。
【羊毛(ウール)】
保温性・伸縮性・弾力性に優れ、水をはじきやすく、吸湿性にも富んでいます。シワになりにくく、型崩れしにくいのでスーツ生地の代表格とも言えます。ただし、虫がつきやすく縮みやすい特徴もあります

化学繊維

再生繊維(レーヨン・キュプラなど)、半合成繊維(アセテートなど)、合成繊維(ナイロン・アクリル・ポリエステルなど)

★化学繊維の種類

【レーヨン】
主原料は木材パルプです。吸湿性がよく光沢があり、肌触りがとても柔らかいのですが、水に濡れると強度が下がりスレ(摩擦)にも弱いので洗濯で縮みシワになってしまいます。
【キュプラ】
コットンリンターを使用した体にやさしい自然の繊維です。吸湿性がよく強度もあり縮みにくいことからジャケットなどの裏地としてよく使用されますが、摩擦により毛羽立ちやすい面もあります。静電気が起きにくいのも特徴です。少し高価ですね。
【ナイロン】
絹に最も近い合成繊維です。非常に強く弾力性に富み、シワになりにくいのが特徴です。吸湿性が低く、静電気を起こしやすく熱にも弱い面があります。シャカシャカしてる感じです。
【アクリル】
ウールを目標とした合成繊維です。弾力性に富み、軽くシワになりにくいのが特徴ですが、吸湿性が低く静電気を起こしやすい特徴もあります。洗濯も、ものによっては自宅ではできないのもあります。
【ポリエステル】
強度が非常に強く、シワや型崩れを起こしにくいが、シワになると取れにくいのもあり、表裏一体という感じです。乾きが早いため幅広く衣類に用いられている繊維です。吸湿性が低く、静電気が起きやすい特徴もあります。ポリエステル100%などでつくられた上着などは保温性も高いです。

良い品というのはまず天然繊維で作られたものが多いです。
化学繊維はずいぶん進歩をし、優れた性質を持ってはいるのですが、いまだ天然素材に総合力では勝てていないのが現状です。

しかし、天然繊維といえど、ピンからキリまであります。
たとえば同じ牛肉でも100グラム百円のオージービーフから数千円の松坂牛までいろんな価格があるのと似ています。
ウールだと、羊の種類によって、牧場によって、1頭1頭の羊によって又、同じ1頭の羊でも羊毛を取る部位によって羊毛自体の質や値段がまず違います。
とりあえずは、「見た目が美しく、肌触りが良い」と思って戴いて結構です。
高価格だからシワになりにくい、なんてことはありません。
化学繊維の方がシワには強いものが多いのです。

目的に合った素材などを選びましょう。
分からなければ店員に聞くのが一番です。

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