K-51の長持ちさせるスーツのケア方法
~始めに~
上質なスーツは、回復能力を持っています。
スーツを着て汗や湿気などを吸ったあと充分に休ませると、型崩れしそうだった箇所が元の状態に戻るのです。
それなので、スーツは着た後のお手入れが肝心といえるでしょう。
休ませずに続けて毎日着用すると、スーツはだんだん傷んできてしまいますし型崩れの原因にもなります。
一日着用したら、最低でも一日は休ませましょう。
スーツを長持ちさせるためには、間をおいて着るということが大切なのです。
~ハンギング~
着た後のお手入れをご紹介します。
まずハンガーについてですが、決してクリーニング店の安くて細いハンガーは使わないことです。型崩れの原因になります。
一般的に、高級なスーツを購入すると良いハンガーが付いてきますが、ない場合は買いましょう。
上着のハンガーは肩の部分に厚みがあって、肩に沿ってカーブしたものがオススメです。材質は木製がいいでしょう。
木製は静電気を防いで、防湿効果も期待できる優れ物なのです。また、ハンガーにもサイズがありますので注意しましょう。
スーツの肩幅よりも小さいハンガーを使っていると、肩のへたりやシワの原因になってしまいます。パンツは、きちんと「ズボン吊り」に吊りましょう。ハンガーに二つ折りで掛ける人が多いですが、線が付いてしまうことがあります。
パンツ専用の、吊るすタイプが売っているのでお試しください。折り目を揃えて裾を上にした状態で吊るすと、その重みでシワを取る効果が期待できます。
さて、着た後のケアはハンガーにかけて行います。重さがで形が崩れることもありますので、ポケットの中身も出しておきましょう。
次に柔らかいブラシで優しくブラッシングして、スーツの生地の隙間に入り込んだホコリやゴミを落とします。
ブラッシングの後は、クローゼットなどにすぐしまうのではなく、風通しの良いところにかけて湿気を取ります。
特に梅雨の時期は、エアコンなどで除湿された部屋に干すといいでしょう。虫食いやカビの発生を防ぐことができます。
その後クローゼットにしまいますが、できるだけシワにならないよう、他の服とは間隔を開けて吊るしましょう。